舞台観劇

今日は、私の好きな俳優・村井良大さん主演の『弱虫ペダル』という舞台を観に行ってきました。

 

これは高校の自転車競技部の話の漫画が原作で、昨年の冬に第1作目が上演され、今夏で3作目になり、今回は全国インターハイレースがメインストーリーでした。

1作目の公演が決まったとき、まず思ったのは“自転車レースを舞台でどう表現し演じるんだろう…??”でした。

しかし、舞台を観たら一瞬でその不安というか、疑問は吹っ飛びました。

役者はハンドルを持ち前傾姿勢でひたすら駆け足をしているだけなんですが、方向や速さなど様々なバリエーションがあり、更に照明と音楽、効果音が加わることで、ステージ上でまさに自転車レースが行なわれているように見えました。

しかも、役者がリアルに駆け足をしているので、本当に自転車を漕いでいるかのような熱さがビンビンに伝わってくる舞台でした。

 

主人公の少年、小野田坂道はアニメが好きで、でもそれを語り合える友達がいなくて。自転車に関しては全くのド素人で、でもママチャリで45キロ離れたアキバに通ってたことやらなんやらがきっかけで自転車競技部に入部。

そこで誰かと一緒に自転車で走ることの喜びを知り、支えあい信頼し合える仲間が出来、インターハイで仲間から必要とされることで少しずつ自信が持てるようになり、心も身体も成長していきます。

そんな坂道くんの自分に自信が持てない不安な気持ちや、素直で真っ直ぐなところや仲間のために全力で頑張る姿など…繊細にそれこそ全力で演じる村井良大さんのお芝居にグッと引き込まれ、いつのまにか坂道くんの気持ちに寄り添いながらの観劇でした。

汗と涙がいっぱいいっぱい詰まった熱い舞台でした。

 

 役者さんのお芝居を肌で感じながら観られる生のステージは、本当にたくさんの感動をもらい幸せな気持ちになります。