奥が深い

私が好きな漫画のうちの1つに津軽三味線を扱った、羅川 真理茂 ・作『ましろの音』という漫画があります。

超ざっくり言うと、津軽三味線を演奏する16歳の少年が、この三味線を通して様々なことに葛藤しながら成長していく物語です。

 

津軽三味線は生演奏を聴いたこともないですし、バイオリンよりも更に未知の世界ですが、漫画からこの楽器の力強い音が伝わってきたり、この作品を通して三味線の音楽の世界をほんの少し知ることが出来ました。

 

バイオリンは“音”を作っていくことが大事なんだと、習っている先生に言われます。

どんな楽器でもたぶんそれは言えるんだろうなって思いますが、バイオリンは音程を安定させるだけでも一苦労で、そこから所謂“音”なるものを作っていかなければいけないのだから、“音”が作れるようになるのは、なかなか大変な道のりですね。

さて、主人公の少年は、とても才能のある津軽三味線奏者ですが、彼もその“音”を追い求めています。(私とは求めているレベルが天と地ほど違いますが…)

三味線もきっと、演奏する曲のジャンル、音の質、は違っても、根底にあるものは同じで、限りなく奥が深いのだろうなと思います。

機会があれば、生演奏を聴いてみたいと思っています。

 

 

ちなみに、電子楽器であるエレクトーンはというと、同じデータを使って演奏すれば誰が弾いても変わらないように思うかもしれませんが、これが全く違います。

私が弾いたことがある市販されている曲のプレイヤーさんの演奏を聴いたことがあるのですが、同じ曲には聴こえませんでした。衝撃的でしたf^^;

そう、エレクトーンは音程は安定しているので、気軽に楽しむことも出来ますが、追求するとやはり奥はとっても深く、様々な楽しみ方ができる優れものですね^^